趣味にドはまりすることを最近では「沼る(ぬまる)」というらしい。
ここも「お人形沼」の住人のブログということになる。
沼にもいろいろ種類があるので今日は筆者の知っている沼を書いてみよう。
お城の沼
言わずと知れた福島県いわき市にある国産リカちゃんの産地、リカちゃんキャッスル(以下、お城)のお人形を愛する人々の集う沼。
リカちゃんキャッスルの製品の入手先は、お城のほかに以下で買える。
・直営店(東京日本橋のリカちゃんキャッスルのちいさなおみせ、神戸市のちいさなクローゼット)
・公式オンラインショップ
・リトルファクトリー楽天市場店
・リカちゃんキャッスル催事(全国のデパート催事場等を巡回)
・LCイベント
・ドールイベント(ドールショウ、アイドール)
毎月、新しいメイクの配色や髪型のお人形が出るほか、販路ごとに取り扱い商品が異なるため、結局全部行きたくなる。
「お人形教室リカちゃんスタンダード」は幅広く取り扱われているので入手しやすい。瞳の配色、髪型、小物を在庫から選べる楽しさがある。沼の入り口にいる妖精さんのような存在だ。
なお、お人形はリカちゃんだけでなくリカちゃんフレンド、ジェニーとそのフレンドがいる。また毎月発表されるアウトフィット(お洋服)もあり、魅力は尽きない。
並べたい沼
こんな用語はないのだが、筆者が長く浸かっている沼である。リカちゃんのメーカーはもとは株式会社タカラで、現在は株式会社タカラトミーである。1967年に生まれ、2024年で57周年を迎えるリカちゃんは、これまでに5回モデルチェンジをしている。さらにタカラトミーのリカちゃんは2000年代に製造拠点を日本から中国に移したことで、リカちゃんのものづくりも変化している。
そんな変遷を感じたくて各時代のリカちゃんを並べたくなる。リサイクルショップ、フリマサイトやドールショウなどのイベントの中古品、ネットオークションでの宝さがしが楽しい。
ミニチュアの沼
リカちゃんに合う1/6スケールのミニチュアでお部屋やドールハウスを作る素敵な沼。筆者はインテリアのことはからっきしダメなので、他の方の写真を眺めるばかりである。唯一持っているのは、食玩で買ったかき氷セットとさんま七輪焼セットである。渋すぎて使いどころがない。
手芸本の沼
リカちゃん関係の手芸本はものすごく多い。図書館によくお世話になっている。眺めて終わることが多いがそれもまた楽しい。
「ジェニー誌」とよばれるジェニーちゃんに関する手作り本が80年代~95年くらいまで出ていたことを最近知り、中古で一冊買ってみたところ、なんともノスタルジックな気分になり胸が熱くなった。
ジェニーたちのポーズも参考になるし、読者投稿おたよりコーナーも面白い。「文通しませんか」「エリーを探しています」など…インターネットがまだ普及していない時代の、心暖まる交流も感じられた。うーんもっと読みたい。
沼めぐりはつづく
ここは7色で楽しい沼。いつか目が覚めるのか、その前に干からびるのか分からないけど、どんな状態でも目の前にお人形がいるかぎり居場所はある気がする。沼めぐりはつづく。
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